”世界最高峰のアクションスポーツの祭典”と称される『X Games』のスノーボード女子・ビッグエアにて優勝経験があり、
2度の銀メダルにも輝いたという素晴らしい経歴の持ち主で、
先日開催された『スノーボードW杯』、女子ビッグエアにて金メダルに輝いたスーパー高校生スノーボーダーの村瀬心椛(むらせ ここも)選手をご存じでしょうか?
2つ年下の村瀬由徠(むらせ ゆら)選手も、日本はもちろん国際大会での優勝経験もあり、
今や”村瀬姉妹”と言えば、若くして日本のスノーボード界を引っ張っていっている中心選手といっても過言ではないほどの実績を重ねています!
今回は、そんな村瀬心椛(ここも)選手の、スノボの大会成績や得意技、過去に経験した大怪我についてなど、動画を交えながらご紹介していきますね!
村瀬心椛さんの名前の由来やスノボ経歴などについてはこちら↓↓
村瀬心椛のスノボ成績がやばい!北京オリンピックについても!【動画】
まず初めに、2021年10月23日からスイスで行われたスノーボードW杯の女子・ビッグエアで優勝された村瀬心椛選手の動画を観て頂きましたが、やばいですよね…汗
とても人間技とは思えませんよね。
しかも、2位の選手が平昌オリンピックにて金メダルに輝いたアンナ・ガッサー選手で、23点差という圧倒的な差を見せつけての勝利ということで、
世界中が驚いたのではないでしょうか。
さて、そんな村瀬心椛選手ですが、大会での好成績は今回に始まったわけではなく、
4歳でスノーボードを始められた村瀬心椛選手は、小学生の頃から日本のみならす、国際大会で好成績を連発しているのです!
ざっとご紹介していきますね!
2014年
・『JSBAの一般クラス ユーストライアウト』 合格
・『東海地区大会』 優勝
・『全日本選手権』 敗退
2015年
・『プロトライアル(PSA ASIA公認競技会)』 4位 プロ昇格
・『全日本選手権』 2位
2016年
・『World Rookie Final』 総合優勝
2017年
・『World Rookie Final』 総合優勝
2018年
・『World Rookie Final』 総合優勝
・『US OPEN』 4位 ベストトリック賞
・『Junior World Championship』 ビッグエアー/スロープスタイル 優勝
・『X GAMES(ノルウェー大会)』 ビッグエアー 優勝(史上最年少優勝)
2019年
・『X GAMES(ノルウェー大会)』 ビッグエア― 2位
2020年
・『X GAMES(アメリカ大会)』 ビッグエアー2位/スロープスタイル3位
2021年
・『X GAMES(アメリカ大会)』 ビッグエア―6位/スロープスタイル5位
・FISワールドカップ ビッグエア―2位
・ワールドカップ ビッグエア―優勝/スロープスタイル4位
やばすぎる大会成績~!!!!!
ほとんどが「優勝」か「2位」じゃないですか~!!
2015年、村瀬心椛さんは当時小学4年生で”プロ昇格”されていて、2016年、当時小学5年生で国際大会での”優勝”…
「とんでもない怪物が現れた…」と世界中が驚愕されたのではないでしょうか。汗
2021年の『X GAMES』では、「守りにはいってしまった」とインタビューで語っており、”焦り”もあってか転倒が相次ぎ、「ビッグエア―」での6位となっていますが、
「ワールドカップ」ではその嫌な感じを引きずらずに、見事”優勝”というのがまたすごいですよね!
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ちなみに村瀬心椛さんのトライする種目には「ビッグエア―」と「スロープスタイル」とがあって、村瀬心椛さんは常に2種目でのメダルを狙っているのですね。
・「ビッグエア―」とは、大きなジャンプ台から天空高く舞って、その最中に大技を繰り出す種目。
・「スロープスタイル」とは、スケボーでいう”ストリート”のような感じで、レールやボックスなどの数々のアイテムを滑り、セクションの中でのトリックを繰り出していくスタイル。
大会成績を見てみても、村瀬心椛さんの得意な種目は「ビッグエア―」のようですが、「スロープスタイル」での入賞もありますし、
今回のワールドカップでの「スロープスタイル4位」の時のポイントは、”自己最高記録”をたたき出したそうなので、
今後は2種目での”W表彰台”にも期待ですね!
そして、残すところ4か月と迫った「北京五輪オリンピック」ですが、”ワールドカップ3位以内”などというハードルもすでに超えている村瀬心椛さんですから、
出場はほぼ間違いないかと思われますね!
ちなみにスノーボード女子における日本人選手では、岩渕麗楽選手や鬼塚雅選手もオリンピック出場のハードルは越えられているので、
東京五輪では惜しくも果たせなかったスケボー女子でしたが、日本勢の”表彰台独占”にも期待ですね!!
村瀬心椛さんのスノボを始めたきっかけや妹さんについてはこちら↓↓
村瀬心椛の得意技や難易度がやばい!【動画】
村瀬心椛選手の最大の武器であり、そしてもっとも得意とする技が「バックサイドダブルコーク1260」という超がつく大技で、
日本を含む世界でも数人にしかできないと言われる大技です!
上の動画がその大技なのですが、スノボ初心者の私にはもう何がなんだかわかりません!
簡単に説明すると、背中方向から飛び出してジャンプし、縦に2回転、横に3回転半という、まさに人間離れした回転数!
しかも村瀬心椛選手はこの超大技に関して、小学6年生の時から練習し始め、中学1年生で成功させたそう。
ちなみに2018年に最年少優勝を果たした『X GAMES』でのウイニングトリックもこの「バックサイドダブルコーク1260」で、
スノボ女子のコンペティションでメイクしたのは史上初だったとか。
13歳にしてやばすぎますよね…
しかし、2019年には平昌オリンピックにて金メダルとなったオーストリア代表のアンナ・ガッサー選手が女性初となる大技『CABダブルコーク1260』をメイクしたり、
2021年の『X GAMES』では日本の鬼塚雅選手もメイクしたりと、次々と高得点の大技をメイクする方も増えているので、
村瀬心椛選手も技のアップグレードに励んでいるようです!
素人には横文字だらけでなんのこっちゃわからない大技ですが、北京五輪オリンピックには村瀬心椛選手のアップグレードされた次なる大技が見られそうですね!
村瀬心椛さんのスポンサーやライバルや将来の目標についてはこちら↓↓
村瀬心椛は過去に大怪我の経験も!?【動画】
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これほどまでに高く飛び、捻りを加えた回転技を繰り広げるのですから、ケガは付き物で、村瀬心椛さんも捻挫や靭帯を伸ばしたことは多々あるそうですが、
2018年、13歳にして『X GAMES』で最年少優勝を果たしたおよそ6か月後の12月、アメリカの「DEW TOUR」に参加すべく渡米していたトレーニング中に、
「右膝蓋骨骨折」、いわゆる”膝の皿が割れる”という大怪我をされたそうです。
「ケガする直前のレールで干されちゃって、けっこう苦しかったんです。だから、次のレールには入るのをやめようと思ってアイテムを避けるように踏み切ったつもりが、ステアレールだったことを知らなくて……。思い切り階段に引っかかってしまい、そのままレールの脚にヒザから突っ込んでしまいました」
「右ヒザを触ったとき、なんかムニムニしてたんですよね。これは絶対にお皿が割れてると思いました。痛すぎて全然動くことができず、これはヤバイと。しかも、アメリカに来てまだ4日目だったし、DEW TOURに出るつもりだったからとても悔しかったですね」
引用元:https://backside.jp/
確かに怪我の多いスポーツではありますが、”膝の皿が割れる”という大怪我は、完治に時間もかかりますし、
ひょっとしたら復帰が難しくなる恐れもあったのではないでしょうか。
村瀬心椛さんは、その後すぐに緊急手術を行い、日本に戻りリハビリに明け暮れたそうですが、
ワンシーズン滑れないという苦痛と戦いながら、気持ちの焦りと葛藤したそうです。
しかし、アメリカのスノーボーダーが同じ怪我でも回復が早かったということを聞き、親元を離れて渡米し、アメリカでのリハビリを決意したそうで、
名トレーナーの指導のもとなんと約1カ月で、「滑っていい」という医師の許可がおりたそうです!
トレーナーの違いでリハビリの期間がそれほどまでに短縮されるんですね!汗
その名トレーナーの方は神がかってますね…
しかも!
怪我が治っただけでなく、知らず知らずのうちにリハビリやトレーニングから身体のフィジカル面の強化や食生活の改善なども功を奏し、
苦手だった「フロントサイド・ダブルアンダーフリップ900」という技が出来るようになったのだとか!
恐るべし村瀬心椛選手…
大怪我を乗り越えるだけでなく、新たな大技を習得するとは…
いったい村瀬心椛さんの身体はどうなっているのですかね!?汗
結果的には大怪我があったからこその”賜物”ということになりますが、出来れば痛い思いはしたくないですよね!汗
大怪我によって習得された「フロントサイド・ダブルアンダーフリップ900」の動画が見つからなかったので、
最後に村瀬心椛さんと、妹の村瀬由徠さんとのセッション動画で締めくくりましょう!
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まとめ
アクションスポーツの最高峰と言われる『X GAMES2018』にて、13歳という若さで史上最年少優勝という偉業を達成されたという村瀬心椛(ここも)さんでしたが、
大会成績には圧倒されましたね…
小学生の頃からバンバン「優勝」や「2位」というすごすぎる大会成績に、スノボ界における”神の子”とさえ思えてきますね。
村瀬心椛さんの得意技でもある超大技の「バックサイドダブルコーク1260」。
もう縦に横に何回転してるのか目で追えないほどの大技でしたが、まだまだ16歳という若さの心椛さんですからね、
世界中が心椛さんの次なる大技に期待しているでしょうね!
過去には”膝の皿を割る”という大怪我にも見舞われたようですが、当時14歳にして親元離れてリハビリのために渡米し、
見事逆境を跳ね除け、おまけに苦手だった技まで克服されて習得されるという、”回復力”、”努力”、”忍耐”、などなど、
アスリートにおける必要不可欠なものを、若くしてすでに兼ね備えているような、心椛さんからはそんな印象を受けましたね。
先日の「ワールドカップ」での優勝もありましたし、2022年には「北京五輪オリンピック」もありますし、今後も村瀬心椛さんから目が離せませんね~!!
以上、最後までご覧くださりありがとうございました!