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ホッケーのペナルティコーナーとは?5人で守るルールや得点の流れを解説

スポーツ

ホッケーを見ていると、守備側のゴール前で反則があったあと、選手たちが一斉に決まった位置へ移動する場面があります。これが「ペナルティコーナー」です。

ペナルティコーナーとは、守備側の特定の反則に対して攻撃側へ与えられる、得点につながりやすいセットプレーです。

守備側はゴールキーパーを含め最大5人で守り、攻撃側はバックラインからボールを出して攻撃を始めます。ここでは基本ルールや460mmの高さ制限、観戦時の見どころを解説します。

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ホッケーのペナルティコーナーとは?

ペナルティコーナーは、一般に「PC」とも呼ばれ、試合の得点を左右する重要なセットプレーです。

守備側の反則によって与えられ、攻撃側は決められた形からシュートチャンスを作ります。通常の流れの中での攻撃とは選手の配置や開始方法が大きく異なります。

守備側の反則などで攻撃側に与えられるセットプレー

ペナルティコーナーは、守備側が自陣のサークル内で反則をした場合などに与えられます。

例えば、守備側の選手がサークル内で反則をしたものの、得点が入る可能性そのものを防いだとまでは判断されない場合が代表例です。

守備側が自陣23mエリア内で意図的な反則をした場合や、意図的にボールをバックラインの外へ出した場合にもペナルティコーナーとなることがあります。

一方、守備側の反則によって明らかな得点機会を防いだ場合などは、より重い「ペナルティストローク」が与えられることがあります。

ペナルティコーナーとペナルティストロークは同じものではありません。

審判が両腕を前方へ水平に伸ばしてゴール方向を示したら、ペナルティコーナーの判定に注目してみましょう。

守備側はゴールキーパーを含め最大5人で守る

ペナルティコーナーでは、守備側の選手全員がゴール前に並べるわけではありません。

開始時にバックラインの後ろで守れるのは、ゴールキーパーを含め最大5人です。

残りの守備選手はセンターラインより後方で待機し、ボールがプレーされるまで前へ出ることができません。

通常の11人対11人とは違い、ゴール前では攻撃側が人数をかけられるため、得点チャンスが大きくなります。

守備側はボールが出された瞬間にゴール前から勢いよく飛び出し、シュートコースやパスコースを狭めます。

「守備は最大5人、残りはセンターラインの後ろ」と覚えると、ペナルティコーナーの配置が分かりやすいでしょう。

攻撃側はバックラインからボールを出して開始する

ペナルティコーナーでは、攻撃側の1人がゴール横のバックラインからボールを出してプレーを始めます。

ボールはサークル内のバックライン上で、ゴールポストから少なくとも10m離れた位置に置きます。

ボールを出す選手以外の攻撃選手は、開始時にはサークルの外で待機します。

ボールを出す選手は少なくとも片足をフィールドの外に置き、プッシュまたはヒットで味方へボールを送ります。

そこからストッパーがボールを止め、シューターがシュートする形が代表的な攻撃パターンです。

バックラインから出す選手、止める選手、シュートする選手という連係を見ると、セットプレーの仕組みが理解しやすくなります。

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ペナルティコーナーの得点ルールとシュートの高さ

ペナルティコーナーは、ボールをバックラインから出した瞬間に直接ゴールへ入れれば得点になるわけではありません。

得点する前に一度ボールをサークル外へ出す必要があり、最初のシュート方法によって高さのルールも変わります。

シュート前に一度ボールをサークル外へ出す

ペナルティコーナーでは、攻撃側がゴールを狙う前に守らなければならない重要な条件があります。

得点が認められるためには、シュート前にボールが一度サークルの外へ出なければなりません。

そのため、バックラインから出されたボールをサークル外で止め、そこからシュートへつなげる形がよく見られます。

ボールがサークル外へ出ていない状態でそのままゴールへ入っても、ペナルティコーナーからの得点としては認められません。

「一度外へ出してからゴールを狙う」ことが基本です。

ボールがサークルのラインを越えたかどうかにも注目すると、なぜすぐシュートしないのかが分かります。

最初のシュートがヒットなら460mm以下の高さが基本

ペナルティコーナーで特に分かりにくいのが、最初のシュートの高さに関するルールです。

最初のゴールへのシュートが「ヒット」の場合、ボールがゴールラインを通過する時点で高さ460mm以下である必要があります。

460mmは、ゴールのバックボードの高さに相当します。

強いヒットでも、最初のシュートが高すぎる状態でゴールラインを通過すると得点は認められません。

ただし、ボールが飛んでいる途中で一時的に460mmより高くなっても、安全であり、ゴールラインまでに自然に460mm以下へ下がる軌道なら認められる場合があります。

「最初のヒットはゴールラインで460mm以下」と覚えるとシンプルです。

フリックやスクープでは同じ高さ制限ではない

最初のシュートがヒットではなく、フリックやスクープの場合は扱いが異なります。

フリックやスクープ、ディフレクション、2本目以降のヒットには、最初のヒットと同じ460mmの高さ制限はありません。

ただし、どれだけ高く上げてもよいという意味ではありません。

選手に危険を及ぼすような高さや軌道のボールは、危険なプレーとして反則になる可能性があります。

このルールがあるため、ペナルティコーナーではボールをすくい上げる「ドラッグフリック」が強力な得点手段として使われます。

ヒットなのかフリックなのかによって高さの判断が変わることを知っておくと、審判の判定も理解しやすくなります。

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アジア大会2026のホッケーで見るペナルティコーナーの見どころ

愛知・名古屋2026のホッケーは、岐阜県各務原市の岐阜県グリーンスタジアムで行われています。

ペナルティコーナーでは、攻撃側のサインプレーと守備側の飛び出しが一瞬でぶつかるため、通常の攻防とは違う緊張感を楽しめます。

ドラッグフリックなど多彩な攻撃パターンに注目

ペナルティコーナーでは、バックラインからボールを出し、サークル外で止めてからシュートする基本形があります。

そこから直接狙うだけでなく、パスを入れたり、シュートすると見せかけて別の選手へ渡したりする攻撃もあります。

代表的な得点方法の一つが、スティックでボールを押し出すようにすくい上げるドラッグフリックです。

ドラッグフリックは最初のヒットに適用される460mm制限とは異なるため、ゴール上部を狙う攻撃も可能です。

守備側もドラッグフリックを警戒しているため、攻撃側はコースやタイミングを変えながらゴールを狙います。

誰が実際にシュートするのかを予想しながら見ると、セットプレーの駆け引きを楽しめます。

守備側は飛び出しとフェイスマスクで対応する

ペナルティコーナーが始まると、守備側はバックラインから一斉に前へ飛び出します。

最初に飛び出す選手は、シューターとの距離を素早く縮めてシュートコースを狭めようとします。

高速のシュートから選手を守るため、FIH主催大会ではペナルティコーナーを守るフィールドプレーヤーのフェイスマスク着用が義務化されています。

攻撃側がシュートを準備する数秒間に、守備側がどこまで距離を詰められるかが大きなポイントです。

なお、ボールがプレーされる前に守備選手がバックラインを越えると、やり直しとなり、その選手がセンターラインより後方へ下がらなければならない場合があります。

シュートだけでなく、守備側のスタートの速さと勇気あるブロックにも注目です。

ペナルティコーナーの成功率が試合を左右する

ホッケーでは、流れの中からゴールを奪うだけでなく、ペナルティコーナーを得点へ結び付けられるかも重要です。

接戦では1回のペナルティコーナーから生まれた1点が、そのまま勝敗を決めることもあります。

愛知・名古屋2026では、9月30日に女子準決勝、10月1日に男子準決勝が予定されています。

さらに10月2日に女子3位決定戦・決勝、10月3日に男子の順位決定戦・決勝が行われる予定です。

試合終盤のペナルティコーナーでは、攻撃側のセットプレーと守備側の対応が大きな勝負どころになります。

反則の判定から選手の配置、ボールを外へ出す動き、シュートまでを一連の流れとして見ると、ホッケー観戦がより面白くなるでしょう。

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まとめ

ホッケーのペナルティコーナーとは、守備側の特定の反則に対して攻撃側へ与えられる、得点チャンスの大きなセットプレーです。

  • 守備側のサークル内での反則などによってペナルティコーナーが与えられる
  • 守備側は開始時にゴールキーパーを含め最大5人で守る
  • 残りの守備選手はセンターラインより後方で待機する
  • 攻撃側はバックラインからボールを出して開始する
  • 得点する前に一度ボールをサークル外へ出す必要がある
  • 最初のシュートがヒットならゴールライン通過時に460mm以下が基本
  • フリックやスクープには最初のヒットと同じ高さ制限はない
  • ただし危険な高さやプレーは反則になる
  • ドラッグフリックはペナルティコーナーの代表的な得点手段の一つ
  • 攻撃側のサインプレーと守備側の飛び出しが大きな見どころ

ペナルティコーナーはルールが少し複雑ですが、仕組みが分かると試合の重要な場面を見逃しにくくなります。

「守備は最大5人、一度サークル外へ出す、最初のヒットは460mm以下」という3点を覚えておけば、愛知・名古屋2026のホッケーもより分かりやすく楽しめるでしょう。

 

参考情報(記事作成時に確認したページ)
・FIH「Rules of Hockey 2026」
ペナルティコーナーが与えられる反則、開始位置、攻撃側・守備側の配置、得点までの基本ルールを確認。
・FIH「Rules of Hockey 2026|Penalty Corner」
守備側がゴールキーパーを含め最大5人でバックライン後方から守ることや、残りの守備選手がセンターラインより後方で待機するルールを確認。
・FIH「Rules of Hockey 2026|Taking a Penalty Corner」
攻撃側がバックラインからボールを出し、その他の攻撃選手が開始時にサークル外で待機する流れを確認。
・FIH「Rules of Hockey 2026|Scoring from a Penalty Corner」
ペナルティコーナーから得点する前に、ボールを一度サークル外へ出す必要があることを確認。
・FIH「Rules of Hockey 2026|First Shot at Goal」
最初のシュートがヒットの場合、ゴールライン通過時のボールの高さが原則460mm以下である必要があることを確認。
・FIH「Rules of Hockey 2026|Flick, Scoop and Deflection」
フリックやスクープ、ディフレクションなどには最初のヒットと同じ460mmの高さ制限が適用されないことや、危険なプレーは禁止されることを確認。
・FIH「Penalty Corners: Face Masks Mandatory for all FIH Events」
FIH主催大会で、ペナルティコーナーを守るフィールドプレーヤーのフェイスマスク着用が義務化されていることを確認。
・JOC「9月30日・10月1日の競技|愛知・名古屋アジア大会」
女子準決勝や男子準決勝など、愛知・名古屋2026のホッケー終盤の日程を確認。
・JOC「10月2日・10月3日の競技|愛知・名古屋アジア大会」
女子・男子の3位決定戦や決勝など、ホッケーのメダル決定戦の日程を確認。
・愛知・名古屋2026大会公式サイト「ホッケー/岐阜県グリーンスタジアム」
愛知・名古屋2026のホッケー競技概要や、競技会場が岐阜県グリーンスタジアムであることを確認。